阿納海岸

歴史・四季

若狭小浜・阿納

 縄文時代の塩田遺跡が阿納漁港付近から発見されたことにより、阿納の歴史は古く、古代から半農半漁で生計を立ててきたと推定されています。
 民宿を始める以前は釣り舟や、ワカメやタコ漁等の魚介類、柿、梅等の農産物が主な収入源で、古くは、北前舟の舟宿としても繁栄しました。昭和40年頃からは釣宿としての民宿が始まり、海水浴シーズンには京阪神方面から沢山の海水浴客で賑わうようになりました。
 料理に関しては、勿論当初から新鮮な魚介類や農産物が主体でしたが、その目玉として試行錯誤を重ねた結果、辿り着いたのがトラフグ養殖です。その結果、現在では「若狭ふぐ」として定着し、年間を通して沢山のお客様に喜んでいただけるようになりました。近年ではマハタの養殖も始めました。若狭の新しい味覚「若狭まはた」として県ブランドに認定されました。

山側は水田に柿・梅園、海側には民宿が立ち並んで波の穏やかな砂浜が広がり、自然がいっぱいです。船がいくつも浮かぶ漁港には、体験交流施設「ブルーパーク阿納」や釣用防波堤もあり、釣りも一つの楽しみといえます。

朝・昼・夜と趣きを変える浜辺の風景はいつみても飽きません。

阿納を望む

阿納を望む

海

砂浜と水鳥

砂浜と水鳥

ふぐ養殖場にかかる虹

ふぐ養殖場にかかる虹

日の出の海岸

日の出の海岸

昼の海岸

昼の海岸

夕暮れの海岸

夕暮れの海岸

月夜の海岸

月夜の海岸

阿納の四季

阿納の早春は2~3月頃の、梅の花の開花から始まります。3月下旬から4月初旬には国道沿いの桜が見頃です。4月~5月はワカメ刈りが盛んで、駐車場付近には沢山のワカメが吊るし干しされ、潮の香りが漂います。また、新緑が美しい季節でもあります。

6月~7月は梅の収穫期です。梅園にはたくさんの梅がぶら下がり、そこら中の小屋で梅をコロコロ転がしながら選別を行う姿が見られます。収穫された梅は、7月下旬から8月の土用にかけて干します。

7~8月は海水浴客で大賑わい。砂浜でバーベキューがOKなのも阿納海水浴場の魅力です。夜には花火をする家族連れが多く、夜の浜辺を彩ります。

9月には水田が一面金色の稲穂で輝き、コシヒカリの稲刈りの最盛期を迎えます。この頃から漁港の防波堤では、大勢の釣り人が小アジやイカを狙います。秋が深まる10~11月は柿がオレンジに色づき、紅葉した山々がとても風流に感じられる季節となります。

12~3月までの冬季は、ふぐ料理を楽しみとするお客さんが最も多い時期で、朝、目が覚めると一面が銀世界、という日もたまにありますが、最近はずいぶん減りました。

早春・梅の開花

早春・梅の開花

春日神社の桜

春日神社の桜

ワカメ干し

ワカメ干し

梅の実

梅の実

土用の梅干し

土用の梅干し

夏の水田

夏の水田

海水浴

海水浴

海水浴とカヤック

海水浴とカヤック

秋の水田

秋の水田

紅葉で色づき始めた山

紅葉で色づき始めた山

柿の実

柿の実

雪の海岸

雪の海岸